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IKU



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IKU

名殘の月

Lyricist:IKU
Composer:IKU

「ひと雨ごとに寒くなってくね」
雨上がりの 濡れたアスファルト
步きながら あなたはつぶやいた

わたしは空を見上げるふりして
にじんだ景色 もとに戾すように
こぼれ落ちそうな淚をギュウっと
のみこんだ

「さあ 掃ろうか」
ふっと 微笑むシルエット
聲に出せずに うなずいた
フ一ドがなびく

はじまりの季節に戾れたら
わたしは何をしないでいただろう?
雨上がりの道を あなたとふたり
「そばにいたい」と
今日も言えないままで

夜風は雲を拂い 浮かぶ月
鏡のように 光るアスファルト
步きながら そっと願いを迂めていた

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現在未來(いまこれから)も
永遠(ずっと)一緒にいれたなら
風の香りを感じたい
あなたとともに

はじまりの季節に戾れないから
こうして今日も 想いつづけているよ
「本當に大切なんだ」心で言うよ
聲にしたなら 淚になってこぼれた

もうこれからは 獨りじゃないから
「守りたい」その心 力にかえて

はじまりの季節に戾れたら
わたしは何をしないでいただろう?
雨上がりの道を あなたとふたり
「そばにいたい」と
今日も言えないままで

はじまりの季節を繰り返しても
溢れるほど その胸に思い出を
雨上がりの道を あなたとふたり
「そばにいたい」と
今日も言えないままで