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家の裏でマンボウが死んでるP



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家の裏でマンボウが死んでるP

物語は散った後に

Lyricist:タカハシヨウ
Composer:タカハシヨウ

私を育ててくれたのは
小さな女の子でした
初めはペットに食べられそうだったけど
私を地面に蒔いたら
大きな花が咲くと知って
あなたは胸を躍らせていましたね

幼いあなたが選んだ地面は
あまり日当たりがよくなくて
大きくなってあげられなくて辛かったです
それでも私は
かいがいしく水をくれて話しかけてくれる
あなたの顔を近くで見られて幸せでした

ひまわりに許された
一夏の命はあなたの
温もりを受けるにはあまりに短すぎて
弱ってく私を案じ
熱を増すあなたのお世話は
水責めみたいでしたが
おかげで瞳のない私でも
あなたとの別れに涙を流せました

枯れそうな私を見て
泣いてくれたのが嬉しくて
覚えたんです 同じ姿になる魔法
すぐにでもそばに行きたかったけど
住む世界が違う
だからこっそり見守ることにしたんです
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あなたを襲う犬も虫もガキも
不思議な花粉を吸わせるだけで
一目で死の目前とわかる顔にしました
たまたま花粉を使い果たした時
屈強な男に囲まれて
化けても小さい私は少しだけピンチでしたが

ひまわりは強く咲く花
蹴り技で距離を保ちながら
随所で右を入れて内臓をポンコツに
しばらくは流動食だね
スライムを食べさせてあげる
ちょっとくらい怪我しても
あなたの部屋から漏れてくる
ピアノを聴けばすぐ忘れてしまえました

一度だけでも話がしてみたい
近くにいるのに遠くてくじけそうな時もありました
でもある日私は聞いたんです
いろんな種族を受け入れる学校の噂
そこでなら一緒になれる

ごめんなさい 一度だけ
いけないことします
花粉で記憶を書き換えて志望校を変えます
来年は同じ場所で
同じ制服を着ようね
話せるのが楽しみでもう決めてあるんです
初めて私からあなたにかける言葉は