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帰りの会



歌詞
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帰りの会

朔日

作詞:やまもとこうだい
作曲:やまもとこうだい

退屈な映画の中の
誰も覚えていないような
起承転結の承の部分
うずまき模様の日々のこと

ひとりぼっち同士のままで
出会えたような僕らは
お揃いのせいでちょっとだけ
寂しくなるのはどうして

泣き止んだ夜のすきま風に
染みつく夏の匂い

届きそうで届かないような
掴めそうで追いつけないような
誰にも見せないままでいてよ
あと少しで溢れそうな
こぼしたら消えてしまうような
手のひらの温度はただ冷めていくだけ
まぶしい穴のあいた夜空がきれいに見えるよ
気のせい まだ みおとしてる

退屈な映画のあとで
知らない道を選んで帰ろう
起承転結の転の部分
いつか大切に思えるでしょう

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あと少し 言いかけた台詞を
噛みつぶした苦さが消えない
月明かりが見えなくなる前に
君がふいに笑ったんだ

届きそうで届かないような
掴めそうで追いつけないような
答えは言わないままでいるよ
あと少しで溢れそうな
こぼしたら消えてしまうような
当たり前のせいにして飲み込むだけ
夢が覚めても近くにいる気がしたのも
気のせいじゃもう足りないから

運命や奇跡みたいなのは
むず痒いけれど それよりも
言葉では間に合わないほどに
まぶしい日々のこと

届きそうで届かないような
それでも届けたいのは
はじめから僕らずっとお揃いだったんだ
掴んだら離さないように
できるだけ離れないように
手のひらの温度がきっと解けないように
雲のむこうの月さえきれいに見えるよ
気のせい いや 君のせいだよ