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相沢友子



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相沢友子

午後3時の月

作詞:相沢友子
作曲:水島康宏

錆びたホームで遠まきに見てた
君は煙草をかかとでもみ消して
うす汚れてるコートに手を入れたままで
列車の中へ消えて行った
イカすサヨナラの言葉探しても
落ちてなかった擦り切れた教科書
昨日の地図を破りすて違う明日へと
踏みだす君がうらやましくて
ああ いつだって怖くなかった
ふたりならつまづいても
そんな今までとお別れなんだよね
教室でふざけあうことも二度とない
同(おんな)じうたを聞いて心うたれて感じた
自分の弱さにうちのめされては こぶしをかため
傷つけあって 痛みを知って 何を失くしたか
信じた夢をいつでも探してたね 手探りしながら

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試験の前に海を見に行ったね
朝から君と制服を着たまま
使いふるしたカバンに
忘れてた本の重みがいつになく気にかかった
口先だけで強がりを言ってる
自分にもっと優しくなれたなら
あの日に気づき始めていた切ない想い
不器用でも 伝えられたのに
ああ いつだって
傷つかずに偽りを並べてきた
だけど今度だけはひとりきりになっても
最後まであの教室に通うつもり
今にも消えそうにうかぶ 午後3時の月みて
誰にも解るはずなんてないと泣きじゃくっていた
裏切りおぼえ 痛みを知って 何が変わったか
列車は月を追いこし 走っていく 迷うこともなく

信じた夢をいつでも探してたね 手探りしながら