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164



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164

無花果

Lyricist:164
Composer:164

明らさまに嫌そうな顔をしないようにする君の目を見る
そうか、僕が傷付かないように優しい嘘をついているのか
いつもそうだ 否定の声は肯定なんかより大きくて
なんだ、ただそれだけの事だって
気付いたり、忘れたり、とぼけたりしている

僕らはどうせ相容れない生き物
そんな常套句を並べ立てては愛想笑いしている

ありふれた言葉で隠した本当の意味を
口にすれば事実になるって誰が言った
くだらない話で濁した僕らの未来も
音を立てずにただ崩れて行く

ただ静かに瓶の底で沈んでるつぼみのようなもの
そうか、僕に気付かれないように言葉を一人飲み込んだのか
きっとこれは歪な声じゃ届かない自分が虚しくて
なんだ、ただそれだけの事だって
嗤ったり、嘲けたりして誤魔化している

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卑屈な感情を果無く押し殺して
笑えないジョークを並べ立てては知らん顔をしている

幼気な夢を投げ捨てた本当の自分を
諦めたらそこで終わりって誰が言った
つまらない涙を流した君という意味を
何も知らずにただ佇んでいる

進む事を拒んだって
僕は、僕は、僕はまだ馬鹿みたいにただ信じてるのさ

ありふれた言葉で隠した本当の意味を
口にすれば事実になるって誰が言った
くだらない話で濁した僕らの未来も
音を立てずにただ崩れた

幼気な夢を投げ捨てた本当の自分を
諦めたらそこで終わりって誰が言った
つまらない涙を流した君という意味を
何も知らずにただ佇んでいる