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鉄道唱歌の旅

千里の林萬里の野 四面は海に囲まれて
わが帝國の無盡庫と 世に名ざさるる北海道

いざ 一巡り見て來んと 津軽海峽後にして
巴の形に漕ぎ入れば ここぞ渡島の函館港

これより乗り込む汽車の窓 見返る臥牛の山消えて
緑果てなき牧場も 秋は桔梗の花盛り

トンネル出でて眺むれば 周回八里の大沼に
裳裾をかけて聳え立つ 渡島の富士も面白や

森に出づれば旅人の 眠気も覚むる噴火灣
晴れたる日には薄青く 有珠の高嶺も仄見えて

鰯鰈に法貴貝 海産多き長萬部
南部陣屋の跡過ぎて はや後志の黒松內

尻別川の水の聲 聞きつつ登る岸伝い
岩面白く山深く 若葉紅葉の眺めあり

仰ぐ雲間に雪白く 積もるは蝦夷富士羊蹄山
登れ人々陸奧灣も 一目に見ゆる高嶺まで

裾野は倶知安の大原野 オンコ椴松楢桂
林は天を打ち掩い 面積ほとんど三十里

鉱山名高き然別 林檎の実る余市村
夕風寒く秋更けて 紅ならぬ枝もなし

蘭島塩谷の海辺には 楽しき海士の里見えて
鰊網引く春の日の 賑わい言葉に盡くされず

土地の話を耳に聞き 変わる景色を目に見つつ
慰む程に呼ぶ聲を 聞けば小樽か早ここは

黒煙天に靡かせて 出で行く汽車の窓ちかく
見返る小樽の港には 集まる船舶四時絶えず
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まもなく潛る熊碓の トンネル出でて広々と
北に見渡す日本海 末には雲路を浸すらん

海水浴と溫泉の 銭函軽川過ぎ行けば
右には手稲の山高く 左に石狩原広し

琴似の次の札幌は 道庁所在の大都會
農學校に博物館 ビール製麻の會社あり

石狩川に打ち注ぐ 千歳の川の落口に
置かれて賑わう江別町 石狩行の汽船あり

幌向原野岩見沢 真直ぐに行けば幾春別
幌內太と幌內と 三炭山のありどころ

原野の西に位して 師団置かるる旭川
離宮は美瑛忠別の 二川の間の神楽岡

再び戻る室蘭線 栗山由仁の農場を
過ぎれば來たる追分の 夕張行きの乗換場

時節は秋よ入日さす 夕張川の夕景色
名所は河端滝の上 また紅葉山鹿の谷

見つつ分け入る炭山は 北海富源のその一つ
積み出す石炭諸共に 我らも帰るもとの駅

早來降りて右行けば 雁鴨多き千歳沼
恵庭樽前支笏湖も 皆その附近の名所なり

建築材に必要の 石切り出だす登別
山には全國類なき 壯観奇絶の出湯あり

幌別輪西打ち過ぎて はや室蘭に著きにけり
青森までは海一つ 海膽は此地の名産ぞ