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鏡五郎



歌詞
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鏡五郎

大石内蔵助

作詞:木下龍太郎
作曲:宮下健治

松の廊下の 刃傷(にんじょう)を
国へ知らせる 早飛脚(はやびきゃく)
殿に殉(じゅん)じて 切腹か
城を渡して 浪(ろう)の身か
揺れる家中(かちゅう)を 前にして
ひとり思案の 内蔵助

「殿に忠節を誓い 藩の行末を愁(うれ)う各々(おのおの)方の
ご心底(しんてい)しかと見定(みさだ)め申した。
二心(ふたごころ)なき証拠の血判(けっぱん)押したる
連判状(れんばんじょう)と各々(おのおの)方のお命は
赤穂藩城代(じょうだい)家老(がろう)大石内蔵助良雄(よしたか)
しかとお預り申す」

問わず語らず 胸の内
妻に持たせた 離縁状
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他人(ひと)の謗(そし)りを 背に受けて
廓(くるわ)通いの 撞木町(しゅもくちょう)
うつつ抜かすも やがて成す
秘めた大志(たいし)の 隠れ蓑(みの)

「雌伏(しふく)一年十ヵ月 亡き殿の仇(あだ)を討つ日が遂に参った。
これより吉良邸へ討入りいたす。逃れる者は追うべからず、
刃向(はむこ)う者のみ斬り捨てよ、
目指すは吉良上野介殿の御首(みしるし)ただひとつ。
山と川の合言葉を忘れず各々(おのおの)方存分にお働き召されい!」

殿のご無念 晴らすため
武士の一分(いちぶん) 立てるため
雪を踏みしめ 吉良邸へ
赤穂浪士が 四十七
今宵 討入り 大石が
打つは山鹿(やまが)の 陣太鼓(じんだいこ)