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忘れらんねえよ



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忘れらんねえよ

花火

作詞:柴田隆浩
作曲:柴田隆浩

遠くで花火の音が聴こえた時に 胸が苦しくなって
きらめく夏の夜の物語から 僕だけ取り残された気持ちになったんだ
どっか遠く逃げたくて足を進めるけれど
どこ行けばいいかなんて分からないんだよ

そうさ 君が笑ってる時に 誰かと愛し合ってる時に
僕は夢に向かい ひとり進み続けるのさ
こんな僕にしか行けない場所があるんだ

いつか 僕の歌った歌を 君が悲しみに沈む夜
ひとり口ずさみ 涙流してくれたなら
そんな夢みたいなことを考えて 誰もいない夜の道をひとり歩いた

それでも花火が見たくなって 顔上げたら隣に浴衣の君がいて
夜空がパッときらめくたびに その横顔が美しく照らされた
そんなこと想像して気持ち悪いなって思う
強くなれよ そう自分に言い聞かせたんだ

そうさ ひとり立ち止まってると 後悔とか寂しさとか
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襲い掛かってきて うずくまってしまうから
ただ前に足を投げるようにして歩くんだ

いつか 暗闇の中にいる 君の涙に濡れた頬を
美しく照らす 花火みたいになれたなら
一瞬で消えていい 遠くにいても気付けるくらいの花火になれたら

遥か彼方に見える光 音もなんにも聴こえなくて
思い浮かぶのは 君の笑った顔さ
どこに行っても僕は君のことが好きなんだ

そうさ 君が泣いてる時に 助けを求めてる時に
僕は君のそば いることができないから
そんな僕にでもできること見つけたいんだ

いつか 僕の歌った歌を 君が悲しみに沈む夜
ひとり口ずさみ 立ち上がってくれたなら
そんな夢みたいなことを信じて 花火を背にして 僕はひとり歩いた

ひとり歩いた